ブルックナーの交響曲第9番。
未完成の3楽章で終わる曲。
だが、素晴らしい。
シューベルトの未完成と同じように、次の楽章の
必要性を感じない。(作曲者には失礼だが。)
たくさんの演奏がCD化されているが、
バーンスタイン/ウイーンフィルのものが大好きだ。
録音は1990年3月、この約7か月後に、、バーンスタインは
この世を去る。
第3楽章の最後の音は、ホルンのロングトーン。
この世のものとは思えないほど美しい。
このライブ録音のDVD化されたものも持っているが、
ここでのバーンスタインは辛そうだ。
命をすり減らして演奏しているようだ。
何度も繰り返して聞けるような演奏ではない。
神に捧げられた音楽だ。
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