PerfumeのGLITTERはダンスコンテストの課題曲。
本家のダンスは、あえてシンプルでストレートだ。
コピーがしやすい感じで、曲と同じように
前向きで勢いのある、振付だ。
対して、スパイスは、細かい振りが満載で、
3人がユニゾンで踊るところがほとんどないくらい。
彼女たち3人にしか踊れないのでは、というくらい
難しいと思うが、パッと見はそうは見えない
所が、いつものPerfumeである。
Perfumeという名の魔法。
誰にでもかかるものではないのだが、
一旦かかると、解けることはない。
今回リリースされたCD、スパイス/GLITTERには
魔法の呪文がいっぱい詰まっている。
GLITTERのカラオケバージョンを聞くと分かるが
サウンドがまず素晴らしい。これ以上ないくらいに
きらきら(GLITTER)している。
夏向きの曲だが、あえて秋にリリースされた。
これが音源として先行リリース、いかにも
Perfumeっぽい曲であり、レーザービームの
流れをくむ曲である。この曲で、ファンを先ず魔法にかける。
スパイスは、ドラマの主題歌。
曲だけを聞くと、ふんわりと落ち着いた雰囲気である。
が、ダンスを見て驚いた。
Perfumeファンなら、一度で魔法にかかるくらい、
ダンスの密度が濃い。
細かくポージングを決め、3人のフォーメーション、細かい手の動き
など、完璧なダンス、そして曲。3人の個性。
魔法使いは、中田ヤスタカとMIKIKO先生。
今月末にアルバムがリリースされるが、またしても
BESTなできが期待される。
最新のPerfumeは常にBESTなPerfumeである。
来年から始まる、初のアリーナツアーはパフォーマーとしての
技量が問われるし、それは、のっち、あーちゃん、かしゆかの
技量とともに、プロジェクトPerfumeとしての技量でもある。
まだ、22,3歳。彼女たちには無限の可能性がある。
これから、Perfumeはどこへ行くのだろうか。
その方向性に対する答えが、アリーナツアーの中にはあると思う。
初回限定盤、まだ入手可能です。 ↓
魔法にかかったおじさんは期待しています。(息子が同い年です。とほほ。)